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メディカル、営業、マーケティング…チームだからこそ可能な 理想の「サイエンスに立脚したマーケティング」実現を目指す

Yukiko N.

肝炎・オンコロジー事業本部 オンコロジー領域事業部 マーケティング部
シニアブランドマネジャー
研究職から医薬品メーカーでの勤務を経て、2018年アッヴィに入社。入社後、オンコロジー領域で、メディカル、営業、マーケティング部門でマネジャーとして活躍中。

理想のサイエンスに立脚したマーケティングを求めてアッヴィに転職

前職でやりたいことが実現できないジレンマを抱えていた頃、メディカルとマーケティングの思考を融合させた「サイエンスに立脚したマーケティング」を実践しているグローバルリードの姿を目の当たりにし、これをやりたい、できるチームを作りたいと思うようになりました。

そんな時、アッヴィでオンコロジーチームを立ち上げるという話を聞きました。マーケティング、メディカル、開発や営業、さまざまな部署や人が上手にコラボレーションできれば、より高いゴールを目指せるはずです。イチから立ち上げる組織であれば、最初の目線合わせをしっかりとできれば、きっと良い方向に物事が動いていくはずだと考え、アッヴィに転職しました。

エリアマネジャー、マーケティングを経験しシームレスな交流が可能に

メディカル部門の疾患領域リードとして入社しましたが、さまざまな部署での経験は部門間コミュニケーションの促進に役に立つと感じていたことから、経験したことのない営業やマーケティングへの異動希望を上司に伝え続けていました。

入社から2年9カ月後、営業を経験したいという私の希望がかない、エリアマネジャーとなりました。ピープルマネジメントが主業務で、MRが現場でどのように働き、どのように成果を上げ、何に悩み、本社に対してどのような思いを持っているかなど、これまで知りえなかったことを知ることができました。何より本社と営業がどうコミュニケーションすれば組織として機能できるかを、営業の立場から実際に考えることができたことは大きな財産となりました。

私がマーケティング部に異動した後も、以前のチームメンバーが時折、現場の状況を教えてくれます。うれしいニュースや困っている状況の共有、「今回マーケティングチームの出したメッセージは分かりにくかった」といった少々厳しいフィードバックも、どれもとてもありがたいです。

アッヴィでは、ペイシェントセントリシティ*のマインドがとても浸透していると思います。ペイシェントセントリシティにそぐわないと感じたときには、必ず反論の声が上がります。営業にいる時もそうでした。本当に素晴らしい文化だと思います。どのチームメンバーも同じマインドを持っているので、一緒に働きやすいですし、心から信頼できます。

営業部での失敗体験が与えてくれたマネジャーとしての成長

営業部に異動したばかりの時は全く勝手が分からずトップダウンスタイルで、部下にかなり厳しく接していました。メンバーがとても傷付き疲弊していることを他のメンバーから教えられた時には、私のせいでチームは崩壊寸前でした。自身の行いを反省し、すぐにメンバーに謝罪しました。私にやり直す機会をくれた心優しいメンバーには感謝しかありません。とても苦しい時期を経験しましたが、チームメンバー全員の力を借りてなんとか乗り越えることができました。

希望のキャリアを実現できる、アッヴィの風土と制度

営業部やマーケティング部への異動は、私の希望がかなえられた形です。定期的な上司との面談で、営業もマーケティングも経験してみたい職種として伝えていました。

現在のチームメンバーにも、やりたいことがあれば全部言ってくださいと日頃から伝えています。希望を聞いていれば空きが出た際にタイムリーに推薦することができますし、異動希望がかなえば、個人の成長意欲を満たしながら、組織力の強化にもつながります。

というのも、部署間の異動によりさまざまな業務を知ることで、他部署業務に対する理解、そして思いやりが生まれ、コミュニケーションが円滑になります。例えば今は繁忙期だから少し時間的にゆとりをもたせて作業を依頼してあげようなどと思いやることもでき、「レスが遅いな」とか「無理強いだな」などとお互いの心象が悪くなることもないでしょう。私は、部署間の人事交流が進めば進むほど、より円滑でかつ質の高いコラボレーションができるようになり、チーム、ひいては会社組織を強くすることができると思っています。

社内公募制度で異動する以外に、ショートタームアサインメントという選択肢もあります。現在営業部から1名受け入れています。別途もう1名、3カ月のジョブ体験を受け入れています。基本は営業の業務を行い、営業に支障のない時間帯で一緒に仕事をしています。部署理解につながるいくつかのプログラムがアッヴィでは用意されています。もちろん受け入れ準備が必要にはなりますが、本人の成長や会社の組織強化につながると思えばモチベーションも上がります。

アッヴィのマネジャーのやりがいは「一緒に成長できること」

チームメンバーには、新しいアイデアが生まれやすくなるよう、とにかく、やりたいことは口に出してほしいと伝えています。そこから自分たちの仕事の幅も広がりますし、質を上げることもできるかもしれません。逆にやめたいことも教えてほしいと言っています。メンバーのやりたいと思ったことを実現し、メンバー、チーム、そして業績の成長を支援するのがマネジャーの役割と思っています。

私は会社に入る前は大学で基礎研究に従事しており、基本的には一人で完結できる仕事が好きでした。ピープルマネジャーができる自信もありませんでした。そして実際にピープルマネジメントでは何度か赤点がついています。それが営業部へ異動して、ピープルマネジメントに真剣に向き合った結果、一つのことにみんなで一喜一憂できるチームプレーが、メンバーと一緒に成長するピープルマネジャーという役割が、とても楽しいことに気づいたのです。

一緒に考えて活動して成果を出す。もちろん良い結果もあれば、結果が出ないこともあるのですが、一人でやるよりも圧倒的に楽しいです。できなかったことができるようになって喜んでいるメンバーの姿を見るのは本当にうれしいです。現在のマーケティングチームでも同じように楽しみながら仕事ができています。

一緒に成長できるよう環境整備に取り組みたい

マネジャー職を打診されたとき、尻込みしてしまう人は多いのではないでしょうか。私も最初はそうでした。でも「この人ならできる」と思うから声をかけていただけているわけですよね。自分自身の可能性を広げられるチャンスをまずはつかんでみて、向いていなかったと気づいたらその時に手を離せばよいと思います。私自身はこのチャンスによって新たな働きがいを得ることができました。メンバーと一緒に成長できることを楽しみながら、もっともっと一緒に成長できるよう環境整備にも取り組んで行きたいと思っています。

*アッヴィには、患者さんを理解し、患者さんの視点で考える文化が根付いています。薬の提供にとどまることなく患者さんに寄り添い、患者さんの笑顔に貢献し続けるために何ができるかを常に問い、その取り組みを行っています。これが、アッヴィにおける、患者さんを中心に考える―ペイシェントセントリシティー(Patient Centricity)なのです。

※内容および所属と肩書は2023年取材当時

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