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COVID-19のグローバルの取り組み

2020年4月2日

アッヴィ米国本社は3月31日に、 医療体制、患者さん、コミュニティ支援のためのCOVID-19救済として、3,500万ドルを寄付することを発表しました。

リリースの内容は以下のとおりです。

アッヴィからの寄付金は、米国においては、病院の医療供給体制を支援するため、また弱い立場に置かれている人々に食料や生活必需品の支援を行うために使われます。欧州においては、影響を最も大きく受けた国の患者さんや最前線で尽力している医療従事者に最も必要とされる設備や備品を提供するために使われます。

アッヴィの会長兼CEOであるリチャードA. ゴンザレスは次のように述べています。 「アッヴィは、この未曾有の危機で最も影響を受けているコミュニティに、迅速にかつ大きな影響を与えることができる非営利団体のパートナーに対し寄付を行っています。全世界のアッヴィで働く3万人がチームとなり、このウイルスとの闘いでの一助になれることを誇りに思います」

International Medical Corps – 米国のホットスポット(感染者が急増しているところ)における病院支援のために

International Medical Corpsへの寄付を通じて、極限状態に置かれている米国内の病院の救急科における急激な医療ニーズの増加に対する支援を行います。それらの施設において患者さんの受け入れ能力を拡張するために、International Medical Corpsは計20の移動型野営病院を設置することで、病院でのトリアージの実施や治療スペースの確保、患者さんの対応フローの改善、一般の患者さんとCOVID-19 感染患者さんの隔離などが可能となります。

 アッヴィは通年で、これらの野営病院のテント、設備、備品の調達および運営費を支援する唯一の資金提供者であり、以下の各地を含む全米でInternational Medical Corpsの対応を開始しました。

  • マサチューセッツ州ボストン
  • イリノイ州シカゴ
  • オハイオ州クリーブランド
  • ミシガン州デトロイト
  • カリフォルニア州ロサンゼルス
  • ルイジアナ州ニューオーリンズ
  • ニューヨーク州ニューヨーク市
  • プエルトリコ

これらの野営病院では、1日数百人にのぼる患者さんに救急治療や外来治療を効果的に提供するための設備、人員、そして患者用ベッド、診察用備品、ポータブルシンク(流し台)、電源、照明、HVAC(エアコン)ユニットなどのリソースがあります。野営病院は約6時間で組み立てることができ、80 mphの持続的な風に耐えられます。International Medical Corpsの約300人の医療従事者が看護と感染症の予防および管理における切迫したニーズに対応していきます。スペースやリソースの具体的な利用方法は各病院が決めます。

International Medical Corpsのプレジデント兼CEOであるNancy Aossey氏は次のように述べています。「アッヴィの寛大かつ迅速な支援は、この危険な疾患との闘いにおいて、人々の生命を守るために必要なより多くの資源を、米国でCOVID-19パンデミックの最前線に立つ医療従事者に提供することを可能としてくれました。また、米国および世界の感染症のアウトブレイクと闘うために、国や地域を問わず、迅速に現地での緊急支援活動にあたれるよう、常に私たちに寄り添い尽力してくれているアッヴィに感謝申し上げたい」

Direct Relief – 欧州で設備や備品を提供するために

アッヴィは、欧州で最も大きな影響を受けた国に、設備や備品を提供するために、Direct Reliefに寄付を行っています。Direct Reliefは、最前線で従事する医療関係者に個人用防護具(PPE)や患者さん向けの酸素濃縮装置および人工呼吸器の調達と提供を目的としています。特に集中治療室において、病床数に限りがあるなかで重症の患者さんの対応を行う際、こうした装置は非常に重要です。

Direct Reliefの理事長兼CEOであるThomas Tighe氏は次のように述べています。「私たちは、 アッヴィが示してくれたリーダーシップとコミットメントに深く感謝しています。アッヴィの活動は昨今、世界中の人々の健康に対する深刻な脅威に直面している私たち全員が必要としていることを形にし、切迫したニーズに直接的に応えるものです」 

Feeding America – 社会的に弱い立場にある人々やコミュニティを守るために

Feeding Americaは、米国最大の飢餓支援組織であり、高齢者を含む米国で最も弱い立場にある人々のためのサービスを提供しています。アッヴィの支援は、困っているより多くの人々が、食料や生活必需品などFeeding Americaのサービスが受けられることを可能としています。人々が引き続き在宅命令下または外出自粛規制が続く中で、Feeding Americaのフードバンクは、食料の宅配や、接触を最小限にした入手法など、創造的で新しいデリバリーモデルを導入しています。

 Feeding AmericaのCEOであるClaire Babineux-Fontero氏は次のように述べています。「アッヴィが、私たちのCOVID-19 対策基金(Feeding America's COVID-19’s Response Fund)に対して惜しみない支援を提供してくれたことに心から感謝しています。かつて経験したことのない状況の中で、私たちは全米200のフードバンクのネットワークを通じ、食料不足や雇用に関する不安を抱えた、家族、子どもたち、高齢者に対し、食料や緊急支援を提供するために、昼夜取り組んでいます」 

AbbVie Community Resilience Fund – 将来に備えた資金確保のために

3,500万ドルの寄付には、 COVID-19パンデミックに対して今後の追加的な備えとして最大で500万ドルの予備資金が含まれ、状況が刻々と変わる中、新たな資金の必要性が特定された際に、柔軟に支援ニーズに対応していきます。AbbVie Community Resilience Fundは COVID-19 パンデミックの影響により貧窮しているコミュニティの復旧・復興を支援する組織に対し資金を提供するものです。詳しくはこちらから

さまざまな慈善団体 – 従業員の寄付を後押しするために

アッヴィは、従業員による COVID-19 関連の寄付に対し アッヴィ財団からその2倍のマッチング寄付を行うことを発表しました。このプログラムを通じて、 アッヴィは、この危機に対する企業としての貢献を高めていきたいと考えています。一般的なマッチング・プログラムである同額のマッチングと異なり、今回は社員の寄付1ドルに対し財団が2ドルを上乗せして非営利団体に寄付します。2019年には、こうした従業員と会社のマッチング寄付のプログラムを通じて、慈善団体に対し1,300万ドルを超える寄付を行いました。

AbbVie Employee Assistance Fund – 困っている従業員を支援するために

COVID-19 パンデミックの影響を受けている従業員に対し、 アッヴィは AbbVie Employee Assistance Fundプログラムを通じて支援を行っています。生活援助を必要とする従業員は、 住宅ローン/賃貸料、光熱費、食事、育児、医療費などの費用をカバーするこのプログラム(AbbVie.com/EAF)へ申請することができます。

アッヴィのCOVID-19への対応についての詳細は以下からご覧いただけます(英文)。AbbVie.com/coronavirus.