医師としてアッヴィで製薬に携わり医療に貢献できることのやりがい

Tetsuya O.(写真左)

開発本部 神経疾患・ウイルス領域臨床開発部部長
疫学研究者・産業医・外資系製薬メーカー2社を経て2014年中途入社。

Yumi K.(写真右)

医学統括本部 メディカルアフェアーズ リウマチ疾患領域部 メディカルアドバイザー
整形外科の臨床医として病院勤務の後、2017年中途入社。

アッヴィに入社された動機を教えてください。

Tetsuya O.:私はもともと公衆衛生学が専門です。10年ほど前に、自分が得てきた疫学や生物統計学の知識とスキルをより多くの患者さんのために役立てたいと考えて製薬企業に入社しました。その後2度転職してアッヴィは3社目になりますが、ぜひ取り組みたいと思っていた臨床試験の安全監視活動に注力できると聞いて入社を希望しました。

Yumi K.:5年間臨床医として病院に勤めた後、患者さんと1対1で向き合う形ではない、自分の別の可能性を試してみたいと考えて、5年前に製薬業界に飛び込みました。

もう一つ本音を言うと、私は人より常識に乏しいという自覚があって(笑)、病院を離れた場所で社会勉強をしてみたいという気持ちもありました。医局に入った経験もありませんでしたが、今は業界トップのKEE(Key External Expert/社外医科学専門家)の先生方とディスカッションさせていただく機会なども増えて、緊張もありますが良い経験を積めています。

現在担当されているお仕事の内容を教えてください。

Yumi K.:現在はMA、またメディカルリードとして、上市する新薬の準備を進めています。プランの策定からエビデンスの構築、海外を含めた社内外との調整や連携など、開発段階と市販後を橋渡しするような仕事をしています。

 Tetsuya O.:神経疾患領域の新薬開発責任者のラインマネージャーを務めています。クロスファンクショナルチームにおいてクリニカルリーダーと呼ばれるポジションです。具体的な業務は、チームメンバーへの医学的なアドバイス、業績評価、新規プロジェクトの医学的な側面の評価など様々ですね。

1日の大まかなスケジュールは、どのようなものでしょうか。

Yumi K.:最近は社内外とのリモート会議やミーティングが非常に多く、特に2020年春以降は、COVID-19の影響で激増しました。ファシリテーションを務める機会もあれば、そうでない場合もあります。会議と会議の合間などに、資料作りや業務連絡等を行います。MAは出張の多い仕事という印象があるかもしれませんが、アッヴィの場合は戦略に関わる業務が中心で比較的外勤の少ない部隊と、担当地区を抱えていて外勤が多い部隊とがあり、私は前者にあたります。

Tetsuya O.:私の場合は、スケジュールはほぼ定型化しています。午前中は大量のメールをチェックし、午後は会議資料の作成やチェック、担当領域の疾患や薬剤の調査などに腰を据えて取り組みます。スタッフからの相談や面談なども、多くは午後に設定します。私も出張等の機会はあまりなく、ミーティングがあっても昨今はリモートで行うことが多いですが、PMDA(独立行政法人 医薬品医療機器総合機構)とのやりとりが必要になった場合等には外出することもあります。

製薬会社で働くに当たって、専門分野以外では、どのような知識やスキルが必要でしょうか。また、入社後にそれをどのように習得されましたか。

Tetsuya O.:まず必要なのは、臨床での充分な経験です。5年ならベター、10年ならベストだと思います。実は、自分も10年は経験していないのですが、基本的にどんな疾患についても、疫学、診断、標準治療に関する知識を頭に入れておくこと、わからなくてもすぐ調べて応えられるようにしておくことが望ましいと思っています。さらに外資系企業であれば、民族差はあるか、遺伝子の観点ではどう見られているかなど、グローバルとの違いを説明したり、調べたりするスキルも求められます。それからGCP (Good Clinical Practice/医薬品の臨床試験の実施の基準に関する省令)のガイダンスも把握しておく必要がありますね。

英語力も必須ですが、私の場合は研修と、ディクテーションのアプリを使った学習にかなり助けられました。あとは海外との会議等の実践で鍛えられました。勉強と実践の繰り返しで伸ばしていった感じです。

マネジメントを担当する立場に就くのなら、日本型のリーダーシップやコミュニケーション術の習得も意識するべきでしょう。具体的な例で言うと、最近アサーティブネス(自他を尊重しながら適切な言葉による表現によってコミュニケーションをはかるためのメソッド)という、臆することのない積極的なコミュニケーションと自己主張の手法を学び、大変役に立っています。

Yumi K.:ソフト系スキルの社内研修が充実しているので、コミュニケーション術やビジネススキルなど、テーマを絞らずどれも積極的に活用しています。全てには出席できないので、業務とのバランスを考慮して、場合によっては上司とも相談をしながら受講をセレクトするようにしています。

他部門の社員と仕事をする上で意識して行っていることなどありますか。

Tetsuya O.:例えば、マーケティング担当者の視点など、複数の視点のすり合わせる必要がでてきます。そんな時、持論を主張するだけでは理解されませんから、お互いの正しさの基準が違うことを一旦冷静に分析して、相手のベネフィットを考えて別の提案をするなど、柔軟に切り替えるようにしています。伝え方を変えたり、中長期的な見方を取り込んだり、Win-Winの提案、“三方良し”の提案になるように常に試行錯誤しています。

Yumi K.:私も同じように、「人にどう伝えるか」を意識しています。病院では患者さんやスタッフとのごく一般的なコミュニケーションが主ですから、同じ目線で丁寧に話すことで、たいていのことは伝わりました。今は、様々な専門家やビジネスに関わる人に納得してもらわなくてはなりません。まだうまく伝えられていないと感じることも多いので、自分の課題として意識しながら取り組んでいます。場合によっては、一度他のスタッフに話して、フィードバックをもらうようにもしています。

アッヴィで働いていて、どのような点にやりがいを感じますか。

Tetsuya O.:“患者さんや先生方が喜んで使える薬剤を上市できる”という点に尽きると思います。「アッヴィの薬を使い始めてから病気のリスクコントロールが容易になり、ほぼ普通の生活を送れるようになった」という患者さんにお会いした時、薬の開発に携われたことに心から感謝しました。

アッヴィが一部の薬について小児用医薬品としての適応取得のために臨床開発を進めていることなども、企業人として誇れる取り組みだと思います。医療保険の範囲内で安心して使ってもらえる、自社の薬剤が社会貢献に役立っている、という充足感は、日々の大きなやりがいに通じていますね。

Yumi K.:人材や資金などの大きなリソースを背景に、新しいコンセプトやアイデアでエビデンス作りに取り組めるという点は、製薬会社ならではのやりがいや強みを感じられる部分だと思います。

グローバル企業にジョインしたことで、より広い視野を保てるようになったことも、やりがいに通じていると思います。同じテーマでも、「国内ではどうか」「海外も含めた領域全体ではどうか」という風に、視点を切り替えて物事を考えられるようになりました。

臨床医や産業医として働く以外にも、MDの活躍の場があるということをアッヴィで日々感じています。日本の医療のグローバルな発展のためにも、製薬企業という選択肢に目を向けるドクターが増えることを願っています。

※所属と肩書きは2021年掲載当時

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