アッヴィはMSLとして成長する機会を与えてくれる
一人一人が独立しながら、疾患領域別に強力なチームを構築して活動するアッヴィのメディカルサイエンスリエゾン(MSL)。異なるバックグラウンドを持つ3人でアッヴィにおけるMSLの職務や魅力について語り合いました。
医学統括本部 メディカルフェアーズ/免疫疾患領域部
消化器疾患領域部
医学統括本部 メディカルフェアーズ/免疫疾患領域部
リウマチ疾患領域部
医学統括本部 メディカルフェアーズ/免疫疾患領域部
皮膚科疾患領域部
Reiko I.:私は免疫疾患領域の消化器疾患領域部でMSLとして活動しています。大学では化学を専攻し、内資系製薬会社にMRで入社しました。その後、グローバルのメガファーマでMRや営業推進を経験し、5年前にグローバルのバイオ系メーカーでMSLになりました。さらに別のバイオベンチャーでマーケティングに近い仕事をしていたのですが、MSLのほうがエビデンスベースで患者さんや医療現場とも向き合え、薬剤や医療の成長にも貢献できる分、やりがいもあると思って、再度MSLで仕事を探してアッヴィに入社しました。
アッヴィを選んだ理由は、素晴らしい製品を持っていて、今後のパイプラインも充実しているので将来性があることと、社員の教育や成長の機会やワークライフバランスを考慮した制度がそろっていると面接で伺い、その点が決め手となって入社を決めました。お二人はどうでしたか。
Maya F.:免疫疾患領域のリウマチ疾患領域部でMSLをしています。私は薬学部を出て内資系製薬会社に入社し、営業部門の学術部に勤務していました。学術部とはいえ営業部門なので、規制が厳しくなってきてから、医療現場とあまり幅広いディスカッションができなくなってしまいました。そこでもう少し新薬に関わったり知識や経験を広げられればと思い、MSLという職種に興味を持ち、どういう職業なのか自分で調べるところから始めて、いろいろな会社の面接を受けて話を伺う中でアッヴィを選びました。
アッヴィでは新薬に関われることや、MSLにいろいろなバックグラウンドの方たちがいるという話を伺って、自分にはない経験や知識を持った方たちとチームで活動することは自分のスキルアップにもつながると感じたのが、選んだ理由です。
Tsuyoshi S.:MSLとして、免疫疾患領域で皮膚疾患領域を担当しています。私は獣医学科を出て、国内の製薬会社で非臨床の毒性や薬効の研究者として15年間勤務していましたが、研究所の閉鎖に伴い、マーケティング部門に異動しました。マーケティング部門の仕事は非常に華やかで面白かったのですが、自分のサイエンス経験が生かせていないなという思いから、研究とマーケティングでの両方の経験を生かせる場はないかなと考えて選んだのがMSLでした。
アッヴィの面接では、他の会社の面接と比べて雰囲気がとても良く、MSLの経験がない私のバックグラウンドをくみ取った上で、人として向き合ってくれる優しい雰囲気を感じました。「この人たちとなら楽しく働ける」という印象を受けたので選びました。
Tsuyoshi S.:皮膚科疾患領域は適応症も多く、ローンチ準備期から成熟期の医薬品まで、さまざまなステージの薬剤がありますので、MSLとして幅広い活動をしています。社外に対しての業務は、医師とのインタラクションがメインですが、場合によってはメディカルイベントの医師選定から当日の運営までを行うこともあります。社内業務としては、面談を通して得られた最新の知見・情報等を分析したり、他部署やブランドチーム(組織横断的な社内チーム)の会議などにも参加して、医療現場の声を伝えています。ベースとなる活動はお二人も同じですよね。
Maya F.:はい。リウマチ疾患領域では最近、新薬が出たということもあって、データのリクエストも多くあり、医師にお会いしていろいろとご意見を伺っています。適正使用に向けて先生のご意見を伺うイベントも数多く開催しており、充実した毎日を送っています。
Reiko I.:私の担当している消化器疾患領域では、皮膚科疾患領域やリウマチ疾患領域より新薬の適応取得が遅いため、今まさに忙しくなってきているところです。免疫疾患では関節や皮膚と消化器が密接に関連していて、合併して疾患が現れることがありますので、皮膚科疾患領域やリウマチ疾患領域と共同で、消化器、皮膚科、リウマチの先生をつなぐ機会も企画して実行しています。今までの経験を通して、新薬に携われることは製薬会社で働く醍醐味の一つだと強く感じていますので、ここに立ち会えることを幸せだと感じています。
Maya F.:そうですよね、私は前職があまり新薬の出ない会社でしたので、新薬に関われるのはうれしいですね。医師から、薬剤がすごく効いた患者さんがいらっしゃるとか、患者さんが本当に喜んでおられたというお話を聞くとやりがいにもつながりますね。
Reiko I.:私の場合は、前職でMSLをしていたときはもっと規模の小さな会社だったので、KOLの先生に情報提供をしつつ意見を収集してくるのに加えてメディカルプランの作成なども含めて非常に多くの仕事を抱えて慌ただしく働いていましたが、アッヴィの場合はそれぞれのチームの仕組みがしっかりとしていて、MSLとして先生方や医療現場に非常に密に関われることが大きなメリットになっていると思います。
Maya F.:同感ですね。私も前職ではいろいろな疾患領域の製品を担当しなければならなかったので、疾患領域別に分かれて専門性を高めて、MSL業務に集中できるというのはいいことだなと思いました。
Tsuyoshi S.:会社によってはメディカル部門はセールスやマーケティング部門と比べると独立しているような雰囲気がありますが、アッヴィの場合はMSLの意見がメディカルプランに反映されたり、ブランドチームのプランに反映されたりと、我々の活動が会社全体のプランに活用されているなと感じています。
Reiko I.:私がメディカル部門に戻った理由の一つでもあるのですが、MSLはエビデンスの創出に関われることが大きな魅力だと思っています。これは営業やマーケティング部門ではできない業務です。
営業部門のときは、その製品をどう使っていただくかを考えていましたが、MSLになってからは視点が変わって、この薬をどう適正使用してもらえばよいか、あるいは製剤だけでなく病態について、治療についてどう考えていったら患者さんのためになるかとか、広くディスカッションしていくようになりました。そこで先生が新しい視点に気付かれるきっかけを作れることもあります。それが間接的に患者さんの治療につながるということで、医療に貢献しているという自覚が生まれ、やりがいになっています。
Tsuyoshi S.:私の場合は研究職でしたので、患者さんの顔は見えなかったんです。MSLになって、医師との会話の中でリアルに患者さんを感じられる職業だなと思っています。MSLはサイエンスに対して中立であるからこそ、時には、先生から頼られるような質問をされることもあり、そういったときにやりがいを感じますし、やる気に火がつくこともあります。
Maya F.:本当にそうですね。医師からご相談を受けると、非常にやりがいを感じて、なるべく先生のご期待に沿うような、それを超えるような提案なり情報提供をしたいと思いますね。そのための勉強は大変ですが、知識が広がっていくことに対する興味とか面白さも大きいと思います。
Tsuyoshi S.:私はアッヴィに来るまでMSLの経験はなかったのですが、バディ制度と呼ばれているOJT研修があり、新人には先輩MSLが一人ついて、同行をしたりMSLの業務を教えてくれます。この研修で一通りの仕事は把握できました。
Maya F.:バディ制度だけでは全ての業務は把握しきれないのですが、実際に業務に入ってからも、いろんなバックグラウンドや経験があるMSLがいますので、チーム内で補い合って活動しています。これは個人のスキルアップにもなるかなと思っています。
Tsuyoshi S.:MSL同士でサポートし合うといえば、皮膚科疾患領域のチームにはグループチャットがあって、本当にささいなことも相談し合っていますね。皆さんすぐに返信をくれるので、本当に助かっています。助け合いながら前を向くという風土がアッヴィにはあるんだなと思います。
開発中の製品がいくつもあるのですが、グローバルが作成した勉強用資材やオンライン教育があり、もちろん、自分でも調べることが必要にはなりますが、学ぶべきものがきちんと用意されていると思います。
Reiko I.:グループチャットは消化器疾患領域のチームでもやっていますね。
教育についても、たとえば学会を聴講して勉強したいとか、自分で積極的に提案していけば、それを受け入れてくれる風土がアッヴィにはあります。自分から聞けば、いろいろな経験をしている人が助けてくれる、そういう風土だと思います。
Maya F.:私もそれは強く思います。本当にいろいろと助け合っていると思います。
Maya F.:自分のキャリアについても、上司と1on1で話す機会も多いので、どういうキャリアを積んでいきたいのか、どういうスキルを磨いていきたいか、どういうことを身に付けたいかを上司と綿密に話して、こういう場合はこういう方向があるんじゃないかとか、こういう研修制度があるんじゃないかといった点も話し合いながら、自分の足りないところを補うための相談もしやすく、研修制度も整っているなと感じます。
MSLになったばかりということもあって、MSLとして成熟していくのが今の目標ですが、個人の考えに柔軟に応えてくれる会社なので、将来は専門性を高めていくというよりも、いろいろな領域でさまざまな先生とインタラクションをしてスキルを高め、全体の架け橋になるようなイベントを手がけてみたいと思っています。
Reiko I.:私もMSLに戻ってまだ1年ぐらいなので、まずはMSLとして自分の力をさらに付けていきたいと思っていますが、営業やマーケティングの経験もありますので、将来は全体のマネジメントや管理をできるような仕事で貢献できたらなと考えています。アッヴィではメディカル部門の中に研修部門やサポートの部署があったりイベントに特化した役割の方がいたりと、他社よりもいろいろな働き方ができるかなと感じています。
あと社内の人事制度として、ショートタームアサインメントという、いわゆる社内留学の制度もあり、私の同僚も多く利用しています。この制度で開発部門の仕事を体験し、その後実際に異動した同僚もおり、身近なところでいろんなキャリアの可能性をみられるのも、自分のキャリアを考える上で参考になると思います。
Tsuyoshi S.:将来のキャリアとしては、MSLマネジャーやメディカルアフェアーズは非常に魅力的なポジションだと思っていますが、正直なところを言うと、まだはっきりとは決めていません。なぜかというと、メディカル部門では個々のキャリアを自由に描ける文化があるため、私自身ももう少しMSLとして経験を積んだときに見える世界でキャリアを選択したいと思っています。本当に自分がしたいことに上司も真剣に向き合いサポートしてくれますし、その機会もあります。アッヴィのこの柔軟性は非常に魅力的だと思っています。
Reiko I.:私は子どもが2人いて子育てしながら働いています。MSLは出張が多いのですが、きちんとアポイントを取って訪問する仕事なので、自分の予定を調整しながらやりやすい仕事の一つかなと思っています。実際に私以外にもお子さんを育てながら働いている方もいます。チーム内で協力する雰囲気もできていますし、大変だけれども十分できる仕事ではないかなと思っています。
Maya F.:私のチームには、ご夫婦2人で育児している男性もいて、少し早めに仕事を終える日などもあるようです。女性だけではなく男性の育児という面でもやりやすい会社だと思います。子どものイベント等で仕事に出られないときにも、チームでフォローしましょうという空気があるので、そういう文化や空気感も育児や介護をしながらの働きやすさにつながっていると思います。
Reiko I.:本当にみんな、すごく理解があって、助け合っていますね。非難するような雰囲気は一切感じません。これは結構すごいことですね。
Tsuyoshi S.:アッヴィで働いていると、スマート、多様性、ハートフルという三つのイメージを強く感じますね。
まず皆さん仕事ができる。決断も早いし実行力もすごい。しかも人柄が良くて付き合いやすい人が多いです。面接でも感じましたが、入ってからも、みんな優しいし人間味があふれているなと思います。それに、いろいろなバックグラウンドの方がMSLとして働いていて、持っている強みはさまざまなのですが、それがチームとして生かされている。足りない部分はお互い補い合って、多様性の中でチームとして機能しています。
Maya F.:私たちは3人とも企業を経験していますが、企業勤務経験のないアカデミア出身の方や、MSLではないですがメディカル部門には医師もいますね。
Reiko I.:個々が自立していて、多様性を受け入れる体制があるというのはすごく感じますね。だからこそ、それぞれの良いところを認め合い、互いに補い合うというのがアッヴィのMSLに共通する文化かなと思います。
※内容および所属と肩書は2021年掲載当時
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