アッヴィ、多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎を適応とする「リンヴォック®内用液」を日本で販売開始


  • リンヴォック®内用液は、2026年8月に多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎を適応として、国内における医薬品製造販売承認を取得
  • リンヴォックはヤヌスキナーゼ(JAK)阻害剤であり、日本において9つの適応症に対する治療薬として承認を取得
  • 若年性特発性関節炎(JIA)は自己免疫疾患の1つで指定難病1であり、多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎(pcJIA)は、JIA全症例の約30%を占める2

アッヴィ合同会社(本社:東京都港区、社長:ティアゴ・カンポス ロドリゲス)は、ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害剤リンヴォック®内用液(一般名:ウパダシチニブ水和物、以下「リンヴォック」)について、本日10月23日より発売を開始しました。リンヴォック内用液は、2026年8月24日に既存治療で効果不十分な多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎(polyarticular course Juvenile Idiopathic Arthritis:以下、「pcJIA」)の2歳以上の患者さんを対象とした治療薬として、錠剤とともに国内における製造販売承認を取得しました。リンヴォック内用液が新たに追加されることで、より多くのpcJIA患者さんのニーズに応えることが可能となります。

若年性特発性関節炎(JIA)は自己免疫疾患の1つであり、指定難病です1。16歳未満で発症し、6週間以上持続する原因不明の慢性関節炎です。JIAは国際リウマチ学会(ILAR)の分類基準では7つの病型に区分され2、このうち疾患経過中に5つ以上の関節が罹患する原因不明の関節炎がpcJIAと定義されています。pcJIAはJIA全症例の約30%を占める3と言われており、主な症状として、跛行、起床時のこわばり、四肢を含む活動量の低下、関節腫脹、繊細な運動の困難さなどがあります。また、pcJIA患者さんの45%以上は、成人期まで疾患活動性が持続するとされており、長期の身体機能制限によって生活の質に著しい影響を及ぼします4。

リンヴォック®内用液 製品概要

販売名

リンヴォック®内用液 0.1%(1 mg/mL)

一般名

ウパダシチニブ水和物

効果または効能

既存治療で効果不十分な多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎

用法および用量

通常、2歳以上の患者には、ウパダシチニブとして、下表のとおり体重に応じ、経口投与する。

体重

錠剤

内用液

10kg以上20kg未満

―

3mL(3mg)を1日2回

20kg以上30kg未満

―

4mL(4mg)を1日2回

30kg以上

15mgを1日1回

6mL(6mg)を1日2回

製造販売承認日

2026年8月24日

薬価基準収載日

2026年10月14日

発売日

2026年10月23日

製造販売元

アッヴィ合同会社

 

製剤写真(左から、個装箱、ボトル、10mLシリンジ、ボトルアダプター)


リンヴォック(ウパダシチニブ)について
アッヴィが自社開発したリンヴォックは、低分子の選択的JAK阻害剤で、複数の免疫関連疾患の治療薬として開発が進められています。本剤は機能的選択性を示し、JAK2のペアを介してシグナルを伝達するサイトカイン受容体と比較して、JAK1またはJAK1/3を介するシグナル伝達を優先的に阻害します5。リンヴォックは、2020年1月に既存治療で効果不十分な関節リウマチの患者さんに対する治療薬として、日本における製造販売承認を取得しました。また、2021年5月には既存治療で効果不十分な乾癬性関節炎、同年8月には既存治療で効果不十分なアトピー性皮膚炎、2022年5月には既存治療で効果不十分な強直性脊椎炎、同年9月には既存治療で効果不十分な中等症から重症の潰瘍性大腸炎の寛解導入および維持療法、2023年2月にはX線基準を満たさない体軸性脊椎関節炎、同年6月には既存治療で効果不十分な中等症から重症の活動期クローン病の寛解導入療法および維持療法の治療薬として、2025年6月には、巨細胞性動脈炎、そして2026年8月には多関節に活動性を有する若年性特発性関節炎患者さんに対する治療薬として、日本における適応追加承認を取得しました。

免疫疾患領域におけるアッヴィについて
アッヴィは、免疫介在性疾患とともに生きる患者さんの標準治療を向上させ、疾患による制約にとらわれない生活を送れるよう支援することを目指して、たゆまぬ努力を続けています。20年以上にわたり、革新的なサイエンスと信頼される医薬品を通じて、免疫領域をリードし、その発展に貢献してきました。消化器疾患、リウマチ性疾患、皮膚疾患をはじめ、アンメットニーズの高い領域における深い専門性を基盤に、複雑な免疫介在性疾患の生物学的背景の解明と克服を目指し、革新的なモダリティ、新たな作用機序、次世代のアプローチを含む、幅広く独自性のある開発パイプラインへの投資を続けています。

現在、世界で100万人を超える患者さんがアッヴィの免疫領域の医薬品による治療を受けています。これらの医薬品は、成人および小児に影響を及ぼす20を超える免疫介在性疾患に対して、175を超える国・地域で承認されています。これまで築いてきた実績をさらに発展させ、次のイノベーションの波を生み出すため、アッヴィは患者さんにとって意義のある進歩をもたらし、医薬品へのアクセスを拡大することに注力しています。詳しくは、www.abbvie.com/immunologyをご覧ください。

アッヴィについて
アッヴィのミッションは現在の深刻な健康課題を解決する革新的な医薬品の創製とソリューションの提供、そして未来に向けて医療上の困難な課題に挑むことです。一人ひとりの人生を豊かなものにするため次の主要領域に取り組んでいます。免疫疾患、がん、精神・神経疾患、アイケア、さらに美容医療関連のアラガン・エステティックスポートフォリオの製品・サービスです。アッヴィの詳細については、www.abbvie.comをご覧ください。LinkedIn、Facebook、Instagram、XやYouTubeでも情報を公開しています。

日本においては主に、免疫疾患、肝疾患、精神・神経疾患、がん、アイケアの領域、さらに美容医療関連のアラガン・エステティックスのポートフォリオで、製品の開発と提供に取り組んでいます。アッヴィの詳細については、www.abbvie.co.jp をご覧ください。Facebook や YouTubeでも情報を公開しています。