新薬開発力
私たちは、患者さんにより良いソリューションを提供することを目的とした画期的な技術やプラットフォームに投資してきました。これには、低分子薬と抗体を組み合わせることによって抗体の持つポテンシャルを高める、タンパク質を用いた技術などがあります。
抗体‐薬物複合体(Antibody-Drug Conjugate, ADC)
ADCは、抗体が標的とする抗原に結合し、抗体に付随している薬剤が細胞で薬効を発揮するテクノロジープラットフォームです。ADCは従来からオンコロジー領域で使われていますが、強力な免疫調節物質と抗炎症作用を有するモノクローナル抗体を組み合わせた薬物は、調節不全の免疫細胞に運ばれ、炎症を抑制し、正常な免疫機能を回復させ、正常組織を温存させることが可能となります。アッヴィは、標的に特異的に結合するモノクローナル抗体の創薬における専門知識と低分子化学における経験を併せ持ち、ADCの免疫介在性疾患への応用で、その分野をリードしています。
併用療法
また、固定用量の併用療法において、低分子薬を併用するアプローチで、特定の低分子阻害薬のポテンシャルを増強する取り組みにも力を入れてきました。
標的治療
標的とする部位に薬物を送り届けられれば、疾患の治療方法を根本的に変える可能性があるため、標的治療は私たちの研究の極めて重要な手法となっています。私たちは、薬物を送り届けるための新しい方法を探っています。