実験室の科学者からチーフ・サイエンス・オフィサーまで誰もが、最も差し迫った科学的疑問を学び、探求し、解決策を見つけることができる “Celebration of Science” を待ち望んでいます。アッヴィのサイエンティストたちは、デザイン思考を活用したり、洞察や着想を得て最良のアイデアを引き出すクラウドソーシングとしてこの場を活用しています。
コラボレーションの文化
世界で最も困難な健康問題を解決するために、アッヴィは一人一人が組織にとって重要であることを積極的に受け入れ、異なる視点を持つ個人とチームの間でコラボレーションが促進されることが必要だと考えます。実際、アッヴィの研究開発には、サイエンティストが、最高レベルの科学的な厳密さに専心し、互いから学び、患者さんにとって意味のある変化の追求に積極的に関与し続けるというイノベーションを生む環境を促進する文化があります。
アッヴィのサイエンス・セレブレーション
(Celebration of Science)
毎年、アッヴィで働くサイエンティストが一堂に会するグローバルイベントがあります。1週間にわたるサイエンス・フェアです。この期間中、サイエンティストたちは、自身が熱心に取り組んだプロジェクトの成果を共有し、サイエンスを担うリーダーたちと探求の新たな道についてブレインストーミングを行います。
“Celebration of Science”は、患者さんに意味のある変化をもたらす研究を行うサイエンティストたちが、それを祝う場でもあり、新しい発見のアイデアの種がまかれるときでもあります。ポスターセッション、講義、サテライトセッションを通じて、サイエンティストたちは患者さんの健康に不可欠な複雑な生物学的プロセスの解明に没頭します。
患者さんのために科学のトランスフォーメーションを推進
ACoS Tokyo 2023 (AbbVie Celebration of Science Tokyo 2023) - 日本の取り組み
2023年は、3年ぶりに東京本社オフィスをメイン会場とし、オンラインでもつなぐハイブリッドの形式で開催しました。日本、アジア、パシフィックリージョン(JAPAC)で働くアッヴィ社員の「イノベーション」、「コラボレーション」、そして医学への貢献に「セレブレーション」の場であるとともに、社外の著名な研究者から最新のサイエンスを学ぶ機会ともなりました。
ポスターセッションで発表に熱心に耳を傾ける社員
多くの国々から多様なメンバーが参加する、まさにOne AbbVieを体現する貴重な機会
ACoSの運営チームリーダーであるShu K. はACoSの意義、そして今回の取り組みの意義を次のように述べています。
「私たちにとってACoSは、お互いの科学的知識と経験を共有し、新たな価値を創造する貴重なイベントです。この2年、フルバーチャルでの開催を余儀なくされてきましたが、今回、With/Afterコロナを見据え、フルバーチャルで見出した新しい可能性とFace-to-face Communicationの良さを融合したハイブリッド形式でACoS Tokyo 2023を開催しました。バーチャル環境下だからこそ、国境を越えてJAPACで働く多くのアッヴィ社員に参加を呼び掛け、多くの国々から多様なメンバーが参加する、まさにOne AbbVieを体現する貴重な機会となりました。さらに、日本で医薬品開発に関わる社員が参加したオンサイトセッションでは、社外の著名な研究者を招いての講演、米国本社Scientific Directorとのラウンドテーブルトーク、ポスターセッション等での活発なディスカッションを通して、自らの言葉で想いを発信し、そして成果を示し、アッヴィの科学に貢献することができました」
米国本社のScientific Director(中央)とのラウンドテーブルトーク
新たな治療法を届けることにつながることを期待
西庄 功一
JAPAC開発本部、本部長
「日本やJAPACを中心に、お互いの科学的な取り組みや意見を共有し、私たち一人一人のサイエンスを高めていくACoS Tokyoの取り組みは、毎回、世界中の新たな参加者を巻き込み進化し続けています。この素晴らしい取り組みは、日本やJAPACの患者さんにとっての価値を最大化しながら、アッヴィの画期的な新薬を最速で届けることにつながると確信しています。さらには日本やJAPACの患者さんに特有のニーズを満たせるような適応症に対して開発戦略を提案し、新たな治療法を届けることにつながることを期待しています」
いち早く日本の患者さんに新たな治療の選択肢を
日本は米国以外で最大の開発拠点で総勢約300人が、明確な開発方針の下、仕事をしています。その開発方針とは、いち早く日本の患者さんに新たな治療の選択肢を届けるため早期からグローバル試験に参入すること、一方、グローバルの開発プログラムでは十分にカバーしきれない日本の患者さんに特有のメディカルニーズに関しては、積極的に国内試験を企画、遂行すること、また、成人の患者さんだけでなく小児患者さんでの適応や希少疾患における開発にも積極的に取り組んでいくことです。