未来に向けて創薬に取り組む

「イノベーション」、「コラボレーション」、そして医学への貢献に「セレブレーション」

2020年11月に掲載されたアッヴィ米国本社の記事「未来に向けて創薬に取り組む(Inventing the medicines of the future)」の抄訳と関連する日本の取り組みを合わせた記事です。

コラボレーションの文化

世界で最も困難な健康問題を解決するために、科学コミュニティには、インクルーシブな環境でコラボレーションすることが必要です。アッヴィの研究開発には、サイエンティストが、最高レベルの科学的な厳密さに専心し、互いから学び、患者さんにとって意味のある変化の追求に積極的に関与し続けるというイノベーションを生む環境を促進する文化があります。

アッヴィのサイエンス・セレブレーション
(AbbVie's Celebration of Science/ACoS)

毎年、アッヴィで働くサイエンティストが一堂に会するグローバルイベントがあります。1週間にわたるサイエンス・フェアです。この期間中、サイエンティストたちは、自身が熱心に取り組んだプロジェクトの成果を共有し、サイエンスを担うリーダーたちと探求の新たな道についてブレインストーミングを行います。

ACoSは、患者さんに意味のある変化をもたらす研究を行うサイエンティストたちが、それを祝う場でもあり、新しい発見のアイデアの種がまかれるときでもあります。ポスターセッション、講義、サテライトセッションを通じて、サイエンティストたちは患者さんの健康に不可欠な複雑な生物学的プロセスの解明に没頭します。

患者さんのために科学のトランスフォーメーションを推進

実験室の科学者からチーフ・サイエンス・オフィサーまで誰もが、最も差し迫った科学的疑問を学び、探求し、解決策を見つけることができる 「Celebration of Science」 を待ち望んでいます。アッヴィのサイエンティストたちはその場を、デザイン思考を活用したり、洞察や着想を得て最良のアイデアを引き出すクラウドソーシングとして活用しています。

acos 1

2017年の会場風景

バーチャルで開催された2020年のACoS - 日本の取り組み

2020年のACoSは11月にバーチャルで開催されましたが、「イノベーション」、「コラボレーション」、そして医学への貢献に「セレブレーション」の場であることに変わりはありませんでした。日本からもポスター演題が採択されるなど、世界のサイエンティストたちと成果を共有しました。また、今回はバーチャル開催ならではの状況を活用し、日本からはバーチャルブース“Dynamic Drug Development in Japan”を出展して、日本での医薬品開発の取り組みに加え、組織や人々の紹介を行いました。この初めての試みは、JAPAC開発本部 ア―リーディベロップメント統括部の次世代リーダーたちの柔軟な発想とリーダーシップ、そして開発本部全体の協力の下、実現することができました。

ア―リーディベロップメント統括部の次世代リーダーチーム
写真上左から: Haruka Y、Shu K
写真下左から: Tomochika H、Tetsuo Y 
写真右: Hirotaka T

日本の科学的な取り組みを再認識し、世界のサイエンティストに向けて発信

チームリーダーであるHaruka Y.はACoSの意義、そして今回の取り組みの意義を次のように述べています。

「私たちにとってACoSは、お互いの科学的知識と経験を共有し、新たな価値を創造する貴重なイベントです。日本の科学的な取り組みを再認識し、世界のサイエンティストに向けて発信することを目的としてバーチャルブースを出展しました。バーチャル環境下においても、多くの部署のメンバーとACoS参加の意義を共有することで共感を得て、日本の取り組みを世界に発信したいという熱意がひとつになり、One AbbVieを体現できる貴重な機会となりました」

今回の取り組みを通じて、日本で医薬品の開発に関わる全員が、この世界的なサイエンスのセレブレーションの場で、自らの言葉で想いを発信し、そして成果を示し、アッヴィの科学に貢献することができました。

柔軟に新たな技術や環境を受け入れ、結びつきを絶やさない文化

JAPAC開発本部 ア―リーディベロップメント統括部長のWakako T.は、2020年のACoSの意義を次のように語ります。「コロナ禍で人の行き来に制限がある中でも、アッヴィのサイエンスが立ち止まることなく進み、一人一人が患者さんにどう貢献できるかを考え続けることができたのは、柔軟に新たな技術や環境を受け入れ、様々な結びつきを絶やさない文化が醸成されているからこそだと思います。実際、ACoSにバーチャル環境が導入されたことで、これまで以上に国や地域を越えていつでも誰でもどこからでも同じ情報にアクセスできるようになりました。日本からも多くの情報を発信できましたので、今後どのような協働を経て、患者さんの健康に意味のある変化をもたらすことができるのか、期待したいと思います」

ACoS Tokyo Week 2021に向けて

これまで以上に部署や国を越えた機会の共有を

米国本社で開催されるACoSに加え、日本においてもACoS Tokyoが毎年開催されています。昨年までは一堂に会した1日のイベントとしていましたが、2021年はバーチャル環境で3月にACoS Tokyo Week 2021として開催します。外部講師による講演やポスター発表、virtual networkingなど様々なプログラムを用意し、部署や国を越えて、これまで以上に多くの人々にこの機会を共有すべく準備を進めています。

一人一人がアッヴィのサイエンティスト

「最先端のサイエンスを患者さんに届けるアッヴィでは、誰一人の仕事が欠いてもその目的が達せられません。だからこそ、それぞれがイノベーティブに考え、コレボレーションを通してより良い業務を遂行しています。これはまさしくサイエンスの概念です。サイエンティストというと、どうしても研究室で実験をする人というイメージが拭えませんが、そうではなく皆一人一人が年に一度、アッヴィのサイエンスに貢献している自分自身を、そしてお互いを認めセレブレートすること。ACoS Tokyoにはそんな意義も含められたらと思っています」(Wakako T)

いち早く日本の患者さんに新たな治療の選択肢を

日本は米国以外で最大の開発拠点で総勢約300人が、明確な開発方針の下、仕事をしています。その開発方針とは、いち早く日本の患者さんに新たな治療の選択肢を届けるため早期からグローバル試験に参入すること、一方、グローバルの開発プログラムでは十分にカバーしきれない日本の患者さんに特有のメディカルニーズに関しては、積極的に国内試験を企画、遂行すること、また、成人の患者さんだけでなく小児患者さんでの適応や希少疾患における開発にも積極的に取り組んでいくことです。